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2015/11/20更新

「Google Photos」の便利な機能

検索エンジン、メールやカレンダーなど様々なサービスを展開するGoogleから、写真整理を行ってくれるサービス

「Google Photos」

がリリースされました。

それでは、さっそくどのような機能と利点があるのか見ていきましょう。

「Google Photos」はアップロードした写真を顔認識機能とジオタグの分析から自動でタグ付けを行い写真を分類してくれます。

今までのように自分で「誕生日」「猫」などのタグを入力する手間はありません。

しかも、検索も優秀なんです!

これらの自動でタグ付された写真から、お目当てのタグを入れるだけでパッと目的の写真にたどり着けるのです。

手動で行っていたことを自動化し便利になるというのはITの醍醐味ですが、「Google Photos」でもそれが存分に表れていると言えます。

また、「Google Photos」では条件を満たす写真と動画をクラウドへ無制限で保存することができます。

※1600万画素までの写真とHD1080pまでの動画が対象です。


それ以上のサイズになってしまったファイルも、同社が提供しているストレージサービス「GoogleDrive」の空き容量を使用することで保存可能なため、保存容量で苦労することはないでしょう。

リッチなフィルタを有する「Instagram」などにはさすがにかなわないものの、簡単な写真編集機能も付いており、写真管理アプリとしては申し分のない仕様です。

さらに、インターフェースはスマホなどモバイル端末にで使いやすいように最適化されています。

これだけの機能がついて無料だというのですから、太っ腹と言うほかありません。

しかしながら、良いところがあれば一方でデメリットも必ずあるもの。

「Google Photos」のデメリットは大まかに

「検索の精度」「プライバシーに関する懸念」の二つが挙げられます。


まず、「検索の精度」。

こちらはまだ発展途上にあるようで、映っている物をとんちんかんなものと勘違いしたような検索結果が表示されてしまうなどの不満が報告されています。
ただ、同社が検索で提供している画像検索の精度は素晴らしいものがあります。いずれは「Google Photos」の検索もこれらと変わらないレベルに進化していくことでしょう。


もう一点は「プライバシーに関する懸念」です。

これはGoogleのサービスを利用しているユーザーなら一度は気に掛けたことがある話題ではないでしょうか。

Googleはユーザーの情報を利用しているらしいぞ、と。

「Google Photos」については、今のところ得られた写真を分析して得られたデータをアプリ外部に活用することはしていないとのことですが、今後ユーザーに利益をもたらすと判断されればデータを収益化する可能性もあると言っています。

プライバシーについてどうしても気になるという方は利用を控えた方がよさそうですね。

とはいえ、難しいと言われていた画像の判別・整理技術がふんだんに活かされた「Google Photos」のサービスは、便利さを体感するため一度利用してみたいという欲を掻き立てられます。

今後どのように発展を遂げていくのか、非常に楽しみですね。

ちなみに、「Google Photos」の対応機種はiOSバージョン8.1以降、Androidバージョン4.0以降。PC用のWebアプリもあり、パソコンからでも利用可能です。

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