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2016/1/20更新

データ復元が簡単な時代にこそ気をつけたいこと

今や「パソコンや携帯電話でバックアップを取れること」を知らない人は少ないでしょう。

 

ひと昔前までは、データのバックアップ専門的な知識を必要としていました。

それが今では一般ユーザーにも手軽に行える時代なのは、周知の事実であると思います。

 

中でもとりわけスマートフォンのバックアップ機能は大変優秀です。

Apple社のiPhoneであれば、バックアップデータを参照するだけで機種変更後にわずかな時間で元の端末の環境を再構築することが可能です。

 

また、端末本体に元から備わっているバックアップ機能のみならず、iPhoneとAndroid両方で使うことができるバックアップデータを作成できるアプリも存在しているというから驚きです。

 

「機種変更したからデータが真っ白になっちゃった」

「一から環境を作りなおさなきゃいけなくて…」

という事態は、もう過去のものになりつつあるのです。

 

ちなみに、Appleの販売するPC、iMacシリーズにも便利なバックアップ機能「Time Machine」が備わっています。(ただしこちらはバックアップのために別途外付けストレージを必要とします)

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さて、このように端末移行の大変強い味方となってくれる近年のバックアップ機能ではありますが、完全に復元されないアプリなども中には存在します。

その一例としてあげられるのが、二段階認証を設定しているアプリです。

二段階認証とは通常一度IDとパスワードを入力すればログインできるところを二段階にして、よりセキュリティを強固にしたものです。

 

フリーメールでおなじみGmailなどで設定している方も多いかと思うのですが、この二段階認証の認証方式は多くの場合「スマートフォンなどの端末宛てにワンタイムパスワードが記載されたSMSが届く」という方式です。

一度認証した端末では二段階認証せずともログインできるサービスもありますが、新しい端末ではこれが行われていないため、バックアップからの復元だけではログインしている状態へ復帰できない、ということなのです。

ただしそういった場合でも、再度ログインなどを新しい端末で行えば元通りに使うことができるようになりますので、過度に心配する必要性はありません。

 

ただし、これだけ便利なバックアップ機能なので、もしうっかりバックアップを取っている端末(iPhoneの場合はPC)が悪意ある誰かにアクセスされてしまうと、個人情報満載のバックアップデータを盗まれるリスクが発生します。

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「スマホは落としたり覗かれないように気をつけていたけどPCはうっかり無防備だった…」と後から後悔しないためにも、携帯端末だけでなくバックアップに使用しているPCにも気を配ってウイルス対策ソフトを入れるなどして万全を機しておくと万が一の時も安全と言えそうです。

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