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2016/8/20更新

動画広告を始めるうえでの予算計画

動画広告を始めたいと思っておられる方も多くいることでしょう。

 

悩みの種となるのは、「予算をどうするか」ということだと思います。

 

今回の記事では、

動画広告を始めるうえで予算アロケーション(配分)をどのように計画すれば良いか

をご説明したいと思います。

 

 

動画広告の代表的なものはテレビCMですね。

テレビCMのメリットといえば、「大勢の人に短期間で情報を伝えられる」ということでしょう。

ですので、新商品やキャンペーンについて短期間で知らせるためには、テレビCMがとても効果的です。

 

しかしながら懸念すべき項目もあります。

それは人口カバー率です。

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一般的に商品をアピールするためには、複数回CMを通して商品の情報を取り入れる必要があります。

しかし最近は短時間だけテレビを視聴する人や、好きな番組だけ録画して後で視聴するユーザーが増えてきました。

そうなると同じCMを見る機会が減少し、商品を認知するまでにいたりません。

このようなテレビCMにあまり接触しない視聴者(Low TVCM Reach Group)が現在では40%弱存在します。

 

この40%弱の人々のためにWeb動画での予算も計画することが必要となってきます。

例えばテレビCMのために70%、Web動画のために30%の配分で予算を組むことも考慮できます。

また商品のターゲット層によっても、テレビCMとWeb動画のどちらに多くの予算を割くべきかが変わってきます。

 

例えば、20代の15%はテレビを現在持っていません。

ですから20代をターゲットとしたい場合は、Web動画にさらに多くの予算を割く必要があるでしょう。

次に、Web動画予算の「天井」を見極めましょう。

Web動画の単価は、テレビCMの単価よりも割高です。

ですから、「いかに無駄撃ちを避けるか」が大きなキーワードとなってきます。

 

Web動画の「天井予算」は次の計算式で推定することが可能です。

「効率鈍化するフリークエンシー×ターゲット別の人口×平均的なコスト(CPV)=これ以上は効率が悪くなる額」

動画ではフリークエンシーキャップ(上限回数)を設定できますが、今までの調査からすると週2〜4回ぐらいが効果的なようです。

上限回数を設定できるので「無駄撃ち」を防止することが出来ます。

ターゲット別人口は各メディアが推計している数を参考にしてください。

PC向けのサイトでは、今のところまだWeb動画広告は静止画には勝りません。

またテストと考えて配信した方が良いと思われます。

しかしスマホ向けのサイトでは、ゲーム系の広告主を中心に成功をおさめているケースが多くなってきています。

 

今回は、動画広告を始めるうえで予算アロケーションについてご説明いたしました。

動画広告を考えておられる方は、今回の内容も含めご検討下さい。

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