ホームページを制作するといった際、最近ではほぼ必ずと言っていいほど選択肢に入ってくるのが「WordPress」
・更新がしやすい。
・プラグインを使用した拡張性の自由度が高い。
以上のことから、個人・法人を問わずホームページ制作において大変人気となっています。
ただ、このWPプラグインにもデメリットがあります。
拡張を続けていくと、ホームページの表示速度が遅くなってしまうのです。
WordPressの性質上、避けて通れないページ表示速度の低下。
表示速度が遅いページは検索エンジンからも嫌われます。
せっかくアクセスが増えても検索エンジンの順位が下がってしまう…という頭の痛い問題が発生します。
もちろん、これらの速度低下をWordPress側である程度軽減することができるプラグインも存在します。
どんなものがあるか見ていくとしましょう。
まず、単純に表示速度を高速化するプラグインとしては
「Quick Cache」
「WP Super Cache」
「W3 Total Cache」
などがあります。
表示速度に大きく関わってくる画像については
「Unveil Laze Load」
というプラグインを導入することで、実際に見えているところのみの表示を行うことができ、表示にかける負荷を減らすことができます。
さらに
「EWWW Image Optimizer」
を使用することで、元サイズが大きい画像を小さくすることが可能です。
また、WordPressは1日に1万アクセスを超えるようになると、重さが如実に体感できるようになってくると言われています。
その場合は「Jetpack by WordPress.com」の中にある
「Photon」
を導入するとよいでしょう。
閲覧者とサーバーの間に、コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)と呼ばれる配信サーバーを置くことで、表示の遅延を低減することができます。
また、SNSのシェアボタンに関するプラグインも存在します。
SNSのシェアボタンには、多くの場合ボタンの横に「シェア数」が表示されていますが、対処をしないとこれらはいちいち各SNSのサーバーから情報を取得するため、表示に時間がかかります。
こんな時は、
「SNS Count Cache」
というプラグインを導入しましょう。
シェア数などのカウントをキャッシュに残しておき、その数を表示してくれるため遅延に対して効果が期待できます。
そのかわり、リアルタイムの数字ではなくなってしまうので、サイトの性質等に合わせて使用するかしないかを検討したほうが良いでしょう。
このように、重くなってしまいがちな WordPressの表示を高速化するプラグインはいくつもあります。
ただし「全部入れたらすごく早くなる!」といったものではありません。
プラグインの相性が悪いと不具合を起こしてしまうこともあるようです。
いずれにせよ、サイトのアクセス数や状況を踏まえて利用していく必要があると言えそうです。
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