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2016/4/18更新

ホームページを作成する前にやっておくこと

WEBマーケティングは欠かすことのできないものとなり、今やほとんどの企業が自社ホームページを持っています。

 

しかし、ただ「作る」だけでは「活かす」ことができません。

ホームページ制作時には必要なプロセスが存在します。

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何より大切なのはコンセプトです。

「どのような人に」「どのようなことを」伝えたいか、それを明確にしなければなりません。

そうすることにとって目的にあったホームページを制作することができます。

コンセプトを明確にするためには3つのフレームワークが欠かせません。

 

1.「誰の」

誰に向けて発信したいのか、具体的な架空の人物を設定する「ペルソナ設定」を行ないます。

もともとのターゲットユーザーにすることも、WEBに寄せた、WEBならではのペルソナにすることもできます。

これを明確にすることで、どんな人が、制作したホームページを活用するのかイメージを固めます。

 

2.「どのような問題を」

設定したペルソナがホームページを訪れた際どのような問題、つまり不満を持つでしょうか?
これはあくまでペルソナが持つ問題なので、自社でできるよう都合の良い問題を作り上げてはいけません。

 

例えば、柄をプリントするのが得意な会社があったとします。

そこで「女性(ペルソナ)は花柄のマウスを使いたいけど、シンプルなものが流通している、という問題を持っている」としたとします。
これは本当にペルソナが思っている「問題」なのでしょうか?

本当に「花柄が使いたい」のであれば、なぜシンプルなものが流通するのでしょうか?

柄のついたマウスを販売したい、という気持ちから出た「問題」になっていないでしょうか?

適切な問題を設定するには、ペルソナ設定を徹底的に掘り下げ、市場のニーズを深く把握する必要があります。

 

3.どのように解決するか

上記の2つで挙げられたことを自社でどのように解決できるか考えます。

スマートフォンケースの会社を例にみてみましょう。

ペルソナはAndroidユーザーの若い女性にします。

Androidは入れ替わりが激しいため、iPhoneよりもケースのデザインの種類が少なく、彼女たちは気に入るケースがないという「問題」を持っています。

これをどのように解決するか考えるわけです。
この場合、受注生産をすることによってデザインのバリエーションを増やすという解決策が用いられました。
このようにするとコンセプトが明確になってきます。
ホームページはユーザーの目にとまらなければ意味がありません。

良い解決策があってもそれをいかにアピールするかが大切です。

この3つのフレームワークでコンセプトを明確にし、共有することによってより有用なホームページを作成することができるのです。

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