WEBマーケティングは欠かすことのできないものとなり、今やほとんどの企業が自社ホームページを持っています。
しかし、ただ「作る」だけでは「活かす」ことができません。
ホームページ制作時には必要なプロセスが存在します。
「どのような人に」「どのようなことを」伝えたいか、それを明確にしなければなりません。
そうすることにとって目的にあったホームページを制作することができます。
コンセプトを明確にするためには3つのフレームワークが欠かせません。
1.「誰の」
誰に向けて発信したいのか、具体的な架空の人物を設定する「ペルソナ設定」を行ないます。
もともとのターゲットユーザーにすることも、WEBに寄せた、WEBならではのペルソナにすることもできます。
これを明確にすることで、どんな人が、制作したホームページを活用するのかイメージを固めます。
2.「どのような問題を」
設定したペルソナがホームページを訪れた際どのような問題、つまり不満を持つでしょうか?
これはあくまでペルソナが持つ問題なので、自社でできるよう都合の良い問題を作り上げてはいけません。
例えば、柄をプリントするのが得意な会社があったとします。
そこで「女性(ペルソナ)は花柄のマウスを使いたいけど、シンプルなものが流通している、という問題を持っている」としたとします。
これは本当にペルソナが思っている「問題」なのでしょうか?
本当に「花柄が使いたい」のであれば、なぜシンプルなものが流通するのでしょうか?
柄のついたマウスを販売したい、という気持ちから出た「問題」になっていないでしょうか?
適切な問題を設定するには、ペルソナ設定を徹底的に掘り下げ、市場のニーズを深く把握する必要があります。
3.どのように解決するか
上記の2つで挙げられたことを自社でどのように解決できるか考えます。
スマートフォンケースの会社を例にみてみましょう。
ペルソナはAndroidユーザーの若い女性にします。
Androidは入れ替わりが激しいため、iPhoneよりもケースのデザインの種類が少なく、彼女たちは気に入るケースがないという「問題」を持っています。
これをどのように解決するか考えるわけです。
この場合、受注生産をすることによってデザインのバリエーションを増やすという解決策が用いられました。
このようにするとコンセプトが明確になってきます。
ホームページはユーザーの目にとまらなければ意味がありません。
良い解決策があってもそれをいかにアピールするかが大切です。
この3つのフレームワークでコンセプトを明確にし、共有することによってより有用なホームページを作成することができるのです。
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- TA.T