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2016/1/8更新

音楽販売、主流はサブスクリプション型配信へ

私達の暮らしを彩る音楽。

 

普段から通勤通学時に再生プレイヤーを持ち歩いてお気に入りのアーティストの曲を楽しんだり、スマートフォンで聞く、という方も多いでしょう。

 

昔は据え置きのコンポなどで家で聞くことしかできませんでした。

技術革新のおかげで、今では持ち運んで聞くのが主流となっていますよね。

 

近年では配信型サービスの普及によりApple社のiPodが大ヒットしたことすら、古いと感じる方も少なく無いと思います。

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そんな音楽と私達の関係に、また新しい形が生まれつつ有るのです。

 

皆さんは、音楽の「サブスクリプション型配信サービス」をご存知でしょうか?

「それって最近名前をよく聞くようになったApple Musicとかのこと?」と感じた方は鋭いです。

 

サブスクリプション型配信サービス

従来のように一曲やアルバム単位での課金ではなく、月額課金によって配信されている楽曲を自由に視聴できるという仕組み。

 

買い切り型である従来型のサービスのように所有権はありませんが、反面配信されている楽曲ならどれでも聞くことができ、自由度が高くなっています。

 

色んなアーティストの楽曲を聞いてみたかったけれど、全部買うお金はないし、レンタルCDには在庫がないアーティストもいるし…と嘆いていた方には、この上なくピッタリなサービスですよね。

 

まだ始まったばかりで試行錯誤の部分も多く、アーティストへの報酬という面では懸念や問題を抱えている手法なのですが、ユーザー側にとってはとてもメリットが大きいサービスですから、今後の広がりを見越して各社が参入の兆しを見せています。

 

そしてこの度、全米レコード協会の音楽関連の売上調査にこのサブスクリプション型配信サービスも加わることになりました。

 

気になる結果の方はというと、サブスクリプション型配信サービスが一年前と比べて25%売上増と人気になってきている反面、既存の配信購入およびCDそのものの売上高はそれぞれ4%と17%低下している、という内容となっています。

 

ただし、買い切りの配信サービスではアルバムの購入のみ、数値が上昇しているそうで、既存の方法での購入を好む方も未だに少なくないことを示しています。

 

全米レコード協会では、この結果を「配信形態の多様性が保たれており、健全である」という評価を下しているそうです。

 

今後、サブスクリプション型配信サービスを含めた音楽販売の形がどのように変化していくのか、音楽業界の動きから目が離せませんね。

 

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