SNSでのシェア機能が盛んに利用されるようになり、屋外のレジャーにも近年ではネットワークへの接続が欠かせない条件となっています。
楽しい一時や感動の一瞬をカメラで切り取って、その場でSNSでシェア。もう日常の風景となりつつあると言っても過言ではないでしょう。
とはいえ無料Wi-Fiが利用できるエリアはまだまだ少ないもの。
無料Wi-Fiの利用が比較的進んでいる西洋諸外国においても、さすがにネットワークのない行楽地というのは存在します。
無論、「そういう行楽地にも無料Wi-Fiを導入して欲しい!」という声ももちろんあるのですが、場所によっては大規模なネットワーク設備を常設するのが難しい場所も…
電波の届きにくい場所はたくさんありますが、その一つとして挙げられるのが砂浜です。
夏の行楽地として定番のビーチでは、それこそシェアしたいほどの楽しい瞬間がたくさんありますよね。ビーチバレーや海の家、家族や友人同士、シチュエーションは様々考えられます。
一方で海といえば冬になってしまえばあまり人が来ない観光地というイメージを多くの方が持つのではないでしょうか。
こうなると常設のネットワーク設備を作って…というのは予算的にもなかなか難しいのが現状です。
都市から離れた場所にあるビーチでは4G通信も届かないような場所もあったりして、「楽しい海の時間をリアルタイムでSNSに共有!」というわけにはいかない…というジレンマが。
でも、この度そんなビーチにイギリス大手通信会社「O2」が革命(!?)を起こしました。
それはなんと、「人力で無料Wi-Fiネットワークを供給する」というもの。
無料Wi-Fiのモバイルルーターを携帯したスタッフをビーチに送り込み、人々はそこから無料Wi-Fiを利用する…という仕組みです。
この面白い取り組み、ルーターを持ち運んでいるのがマッチョでスタイル抜群の男性体操選手たちなことから「GuyFi」というユニークな名前がつけられています。
携帯キャリアの電波の届かないところでも通信が可能になるモバイルWi-Fiルーターは大変便利で心強いアイテム。
そのモバイルWi-Fiルーターに、実際「強そうな」男たちを掛け合わせるという発想は思わずクスッとしてしまいます。
残念ながら日本ではこういった無料Wi-Fiネットワークの提供はあまり進んでいるとはいえませんが、人々に笑いと無料Wi-Fiを提供することで、モバイルWi-Fiルーターの魅力も合わせて伝えることができたら…というのが狙いなのかもしれませんね。
参考サイト「O2」2015年 英国
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- TA.T