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2016/3/4更新

イラスト描くならどれで書く? 巷に溢れているドローイングソフトを比較

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皆さんはイラストを作成する機会はあるでしょうか?

デザイナーであれば小さなカットや挿絵を描く機会があるかと思います。そんな時にどのようなソフトを使用しているでしょうか。またそのソフトを利用している理由は何でしょうか。コストパフォーマンスがいい、なんといっても書きやすい、理由は様々かと思います。

そんなドローイングソフト達の性能を様々な視点で比較してみました。

あなたの好きなソフトはどれでしょう?

 

 

【Photoshop CC】

ドローイングソフトというよりは画像加工ソフトのイメージが強いPhotoshopですが、最近はドローイングに「適している」、と言えるまでの性能になりました。

一時期のPhotoshopは線の強弱がつけにくく、ドローイングであれば他のソフトを選びたくなったものです。

しかし、最新版のPhotoshop CCは筆圧に応じてきれいに線の強弱がつきます。

塗りもきれいに仕上げることが可能です。

描けてそのうえ画像加工までできてと、多機能なPhotoshop CC。

気になる価格はAdobeが採択しているCreative Cloudという料金プランで月額980円からです。

これを高いとみるか安いとみるかは使用頻度や他の付随するサービスの利用状況によるかと思います。

個々人での意見が分かれるところです。

筆者は個人的には良い料金プランだと考えています。学生の方でも月々比較的少額の出費で利用できますし、利用をやめたければそこで料金の支払いをストップすればよいからです。

Windows、 Machintoshどちらにも対応しています。

動作はパソコンの性能にもよりますが、一般的にグラフィックを扱うのに十分と言われるスペックであれば、軽快に動きます。

Photoshop CCの評価

価格    :★★★☆☆

使用感  :★★★★☆

OS対応 :★★★★★

機能性  :★★★★★

動作            :★★★★☆

オフィシャルサイトはこちら

https://www.adobe.com/jp/products/photoshop.html?gclid=CMv717KFn8oCFQolvQod2TIJBA&sdid=JRSIX&s_kwcid=AL!3085!3!84359294588!b!!g!!photoshop%20cc%20%E4%BE%A1%E6%A0%BC&ef_id=Vh16SwAAAQAtkwj2:20160110103229:s

 

 

【Painter】

紙に描いているかのような使用感で定評のあるドローイングソフトです。

ブラシの種類がとにかく豊富で、ブラシカスタマイズも柔軟にできるため、できない表現はないと言っても過言ではありません。

他のソフトにはないインパストという立体的なブラシがとても面白いです。

OSはWindows、 Machintoshどちらにも対応しています。

ただ、このソフトは動作が重たいです。高スペックのパソコンでも動作が重いと感じることがあるでしょう。レイヤーマスクを使用するとき、大きなサイズのブラシを使用するとき、インパストを使用するときは特に動作が重いです。

最新版のPaniter2016では以前のバージョンよりも動作が軽くなっています。また、プレビュー画像も以前のバージョンでは完成画像より粗めに表示されていましたが、最新版では完成画像と遜色ありません。

価格は最新版のPainter2016で53,784円となっています。ちょっと高めですね。

リアルな書き心地と表現の幅の広さを追求したい方にはお勧めです。

Painterの評価

価格    :★☆☆☆☆

使用感  :★★★☆☆

OS対応 :★★★★★

機能性  :★★★★☆

動作            :★★★☆☆

オフィシャルサイトはこちら

http://www.painterartist.com/jp/product/paint-program/

 

 

【SAI】

シェアソフトのSAI。ドローイングに特化したソフトです。フリーハンドで描く線の美しさは他に類を見ません。

ペイント機能も使いやすく、塗り方も自由自在です。

線画に関して、フリーハンドで描く以外に、フリーハンドと、ベジェ曲線のように点を制御して線を作成するペン入れツールの2種類があります。

レイヤーの合成モード、テクスチャの使用もできます。

基本となるブラシの種類は少ないですが、ブラシの自作ができるので、数を増やすことは容易です。

これらに加えて低スペックパソコンでも動作が軽いのが魅力です。

「描く」といった行為に必要な要素はおよそ備えています。イラストを描くという点は特に困ることはないでしょう。

それだけの機能があって5,400円で無期限に使用できるのはお得ではないでしょうか。もちろんアップデートがあっても追加料金は発生しません。

ただし、OSはWindowsのみ対応です。

試用もできるので、Windowsユーザーは一度試してみてはいかがでしょうか。

SAIの評価

価格    :★★★★★

使用感  :★★★★★

OS対応 :★★★☆☆

機能性  :★★★☆☆

動作            :★★★★★

オフィシャルサイトはこちら

https://www.systemax.jp/ja/sai/

 

 

【Illustrator CC】

ベジェ曲線で描く、特徴的なソフトのIllustrator CC。

このソフトはドローイングの操作が独特です。点を操作して描画していくため、フリーハンドで描くことに慣れている方は、いったんその手法を捨てて操作に当たったほうが良いでしょう。点での描画はさほど難しいものではなく、特徴をつかんでしまえば簡単に描画できるようになります。

動作ですが、イラストレーション製作に必要と言われている一般的なスペックのパソコンであれば、比較的軽い動作をします。

最大の特徴は、画像の拡縮を行っても画像が劣化しないところではないでしょうか。JPEGもPNGも画像の拡縮には弱いですが、Illustrator CCはラスタライズさえしなければ劣化とは無縁です。

拡大縮小が必要な印刷物向けのイラストには最適です。

Adobe社の製品なのでwindows、 Machintosh,両方に対応しています。

価格はCreative Cloudで月額2,180円からです。

Illustrator CCの評価

価格    :★★★☆☆

使用感  :★★★★☆

OS対応 :★★★★★

機能性  :★★★★★

動作            :★★★☆☆

オフィシャルサイトはこちら

http://www.adobe.com/jp/products/illustrator.html?gclid=CNKZsu2Qn8oCFQF_vQodMs8NIQ&sdid=JRSIX&skwcid=AL!3085!3!80534141468!e!!g!!illustrator&s_kwcid=AL!3085!3!80534141468!e!!g!!illustrator&ef_id=Vh16SwAAAQAtkwj2:20160110112345:s

 

 

【メディバンペイントPro】

とにかく動作が軽い、そして無料で使える! そんなソフトが登場しました。

このソフトはイラストレーション、漫画を描くための機能を持っています。ブラシは現在50種類以上あります。ただしペイント向き、というよりは漫画制作向きのラインナップです。特徴的な機能は、効果線用定規、コマ割り機能といった漫画制作に関するものが多いです。トーン素材を無料で使用できるという魅力もあります。デフォルトで使用できる素材は商用利用可能です。

イラスト制作はというと、申し分ない機能が備わっています。描き心地は先に紹介したSAIとほぼ同等です。軽い動作で美しいフリーハンドの線が描けます。塗り心地もSAIと同等で、発色もよく、色のなじませも容易です。様々な塗り方ができるようになっています。テクスチャ等素材の登録もできます。

イラストレーションの制作でさほど困ることはないでしょう。

一点気を付けたいのは、レイヤーマスクが使用できない点です。イラストレーション作成時にはよく使う機能なので、この点を重要視する方にとっては適さないソフトになるかと思います。

OS,端末は幅広く対応しています。Windows、 Machintosh、Android、iPhone、iPadに対応しています。

これだけの機能があって無料というのは革命的ですね!

メディバンペイントProの評価

価格    :★★★★★

使用感  :★★★★☆

OS対応 :★★★★★

機能性  :★★★☆☆

動作            :★★★★★

オフィシャルサイトはこちら

http://medibangpaint.com/

 

 

やはりAdobe社の製品は機能性が高いですね。

イラストを作成するだけであればより廉価なソフトもあります。今回ご紹介したソフトは、どれもイラストレーション作成には十分な機能を持っています。それぞれ使い分けをして好みのソフトを探すのもいいですね。

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