1から始めるJs講座、第二回はJsの基本文法について解説していきます。
基本文法
Jsはオブジェクト指向をベースにした言語です。
オブジェクト指向というのは、プログラムを「物」として考え構築していくプログラミング技法です。ウィンドウやドキュメントなど様々な「物」をオブジェクトとして扱います。
プロパティとメソッド
プロパティ
オブジェクトを構成する要素や情報の事です。
オブジェクトの状態や特徴などを表します。
例えばwindow.innerWidthはブラウザのウィンドウ幅の数値を表します。
メソッド
オブジェクトに対する命令です。
前回の記事で記述したwindow.alert(‘Hello World !’);の
alertは警告ウィンドウを表示させるメソッドです。
基本構文
Jsでスクリプトを記述する際にはオブジェクトが必要になります。
オブジェクトに対して、それぞれのプロパティやメソッドを組み合わせて処理を書いていきます。
オブジェクトとプロパティ、メソッドは、ドット(.)でつなぎます。
構文1:オブジェクト.プロパティ=値;
オブジェクトのプロパティ(様子・状態)を操作する構文です。
例としてページの背景色を変える記述をしてみます。
1 |
document.bgColor='#000'; |
この場合
オブジェクトがhtmlドキュメント(document)
プロパティが背景色(bgColor)
値が黒(#000)
になります。
ブラウザで実行すると画面が真っ黒になるはずです。
構文2:オブジェクト.メソッド(引数);
オブジェクトに対して命令をする構文です。
引数というのは命令の詳細です。
例として前回も使用した警告ウィンドウを表示させる記述を見てみましょう。
1 |
window.alert('Hello World !'); |
この場合
オブジェクトがブラウザのウィンドウ(window)
メソッドが警告ウィンドウ表示(alert)
引数がHello World !
になります。
ブラウザで実行すると前回同様 Hello World ! と書かれた警告ウィンドウが表示されるはずです。
前回よりも記述の内容がわかるようになったでしょうか?
どんなに複雑なスクリプトもこれらの構文を基に構築されているのです。
オブジェクトとメソッド、プロパティは他にもたくさんあるので、調べて試してみると面白いかもしれません。
次回はプログラミングで重要になる「変数」について触れていきます。
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- ITの雄