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2016/2/17更新

「au WALLET」〜電子マネーとどう違うのか〜

携帯を日々使っていると、利用に応じてポイントが溜まっていくことはみなさんご存知と思います。

 

NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクの大手携帯三社が、昨今そのポイントサービス制度を変革する動きにあることをご存知でしょうか?

 

これまで、携帯会社のポイントは機種変更時の代金や、修理、サプライ品の購入などにしか使うことが出来ませんでしたが、このポイントが飲食店や通常の買い物でも使えるようになり、どんどん便利になっていっているのです。

 

その一例は、ソフトバンク社では自社のポイントから「Tポイント」への変更が行われ、NTTドコモではドコモポイントをJALのマイルに変換できるよう提携を始めました。

 

残る一社であるKDDIでは、「au WALLET」というプリペイドカードサービスを開始。

au_wallet

au WALLETの詳細については下記URLを参照ください。

https://wallet.auone.jp/contents/pc/first/

 

これはほかの二社とは少し変わった取り組みで、プリペイド電子マネーであるにもかかわらず、電子マネー「楽天Edy」「suica」などでは行えなかった、クレジットカード同様の使い方ができるというものになっています。

支払いも、現在クレジットカードに使われているインフラをそのまま利用するため、対応の幅が広くなっています。

 

「楽天Edy」「suica」を含む多くの電子マネーサービスは非接触IC型と呼ばれる仕組みを採用していますが、「au WALLET」ではカードリーダーにプリペイドカードをかざすのではなく、クレジットカードのように実際にリーダーを通して決済を行います。

このため、「おサイフケータイ」などが使えないiPhoneユーザーのau契約者であっても使うことが可能です。

 

また、「楽天Edy」「suica」などのように残高の確認やチャージにカードリーダーを必要としないため、スマホアプリから手軽に行うことができます。もちろん、アプリはiPhone/Android双方で配信されています。

 

このアプリでは「au WALLET」のベースとなっているMasterCardが使えるお店の情報やauスマートパスの配信クーポンも見ることが出来るようになっています。

 

電子マネーの使用は都市部を中心にかなり利用が進んできている一方で、携帯そのものを財布にする「おサイフケータイ」は機能が搭載されていても使用する人は電子マネー利用者の20.3%にとどまっています。

 

その「おサイフケータイ」に真っ向から勝負を挑む格好となったKDDIの「au WALLET」ですが、今後どのようにシェアを拡大していくか楽しみですね。

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