楽天モバイルがMVNO戦略として、昨年末に新たなサービス投入してきました。
楽天モバイルは3年間で1000万の契約を目指し、独自の戦略を仕掛けています。
例えば
楽天モバイルへ申し込むことによりポイントが還元されます。
また利用料金に応じてもポイントが付与されるようになります。
そして集めたポイントを使用して、料金を支払うことが可能となります。
また春の新規加入者キャンペーンも実施されます。
そのキャンペーンを使用して、楽天モバイルを契約すれば2倍にポイントがアップされます。
プラチナ・ダイヤモンド会員であるなら3倍になります。
支払いを楽天カードで行うのであれば4倍にもポイントがアップするということです。
また「楽天経済圏の活用」により、他のMVNOとの差別化を強化してきました。
つまり楽天モバイルだけではなく、楽天トラベルも対象にする等の戦略をとってきています。
このようなポイント活用という点については先立って、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)とフリービットが業務提携したことが挙げられます。
この業務提携により「トーンモバイル」という会社が新設されました。
販売面はCCCのリソースを使っていくということですので、また詳細は発表されていませんが、Tカードが活用されることを期待できます。
例えば料金を支払う時にTポイントが付与され、貯まったポイントで今度は支払が出来るようになりそうです。
今まではMVNOというと、「いかに低料金か」ということに重点が置かれてきました。
しかし今後は格安料金だけではなく、楽天モバイルや、トーンモバイルのように、ポイントを活用することから生じるお得感をセールスポイントにしていく新たな時期に入った感があります。
楽天モバイル、トーンモバイル共に「二子玉川ライズ」という商業施設に出店する計画です。
楽天モバイルは今後、仙台にも出店計画があります。
仙台は東北楽天イーグルの本拠地ですので、イーグルスのグッズショップに出店するということも考えられます。
MVNOは今までネットのみでユーザーを獲得しようとしてきました。
しかしネットだけではユーザーを獲得するのにも限界があります。
今後は楽天モバイルのように、いかに実際の店舗に資源を投入できるかが重要な鍵になってきそうです。
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- TA.T