マイナンバー制度の運用が2016年1月に正式に開始されました。
まだ古いサーバーが多数使用されていますが、マイナンバーの運用には暗号処理による負荷が増えるため、サーバー更新を検討する必要があります。
マイナンバーに対応するためには、サーバーに保存されている個人情報を暗号化することが必要となります。
この暗号化された個人情報を処理するため、サーバーには負荷がかかることになります。
そのため、インテルは、ソフトウエア方式の暗号化ではなく、ハードウエア式の暗号化を推奨しています。
ハードウエア方式であれば、処理負荷増大による影響を他のソフトウエアに及ぼさず、実行速度にもほとんど影響がありません。
新たなサーバーを導入するにあたり、下記3つが重要な要件となります。
1,柔軟性
パブリッククラウドの利点には「ITリソースの量をいつでも柔軟に調節できる」ことにあります。
多くの企業は、この柔軟性をオンプレミスにも同じように期待します。
そのため、少しでも柔軟性を高めるためには、多くのプロセッサーとメモリを搭載できるサーバーを採用する必要があります。
2,セキュリティ
サイバー攻撃は多岐にわたります。
今後はさらにセキュリティ強度の要件が高くなっていきます。
サーバーだけの対策では不十分です。
ストレージや、クライアントPC、ネットワーク機器全体にも対策が必要です。
3,省電力性
最新サーバーは、高性能でありながら低消費電力を実現しています。
ランニングコストの削減ができ、温室効果ガスの排出量削減に関しても貢献できます。
これは企業の社会的責任を果たしていることの証明となります。
これら上記3つの要因を踏まえて考えるならば、「インテル Xeon プロセッサー E5 v3 ファミリー」を搭載する新しいサーバーを導入することが最適だと言えるでしょう。
このプロセッサーは最大18コアを搭載し、セキュアーキーによってセキュリティ機能も強化しています。
また消費電力は、旧型と比べて最大47%削減できています。
OSなどのソフトウエアインフラの見直しも必要です。
最新のWindows Serverを導入することによって、マルウエア感染を低減させることが出来ます。
OS以外にも、データベースや、業務アプリケーションパッケージなども最新版へのアップグレードを検討する必要があります。
このようにサーバー環境を定期的に見直し更新していくことは、今後の企業の成長に欠かせない重要な要因になるでしょう。
- 1355 views
- TA.T