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2016/2/1更新

便利な無線LANにはリスクがある!?

今ではインターネット接続といえば、無線接続という認識ではないかと思います。

 

ITに詳しい方ですと、「外では無料Wi-Fiスポットに接続して通信料を節約しています」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

スマートフォン向けサイトの拡充とともに、都市部を中心として無料Wi-Fiスポットの利用できるエリアは急速に広がりつつあります。

4G回線よりも安くて早いWi-Fiが色んな所で使えるようになればそれはもう便利ですし、多くの場所に広まって欲しいものです。

 

でも、ここで一瞬立ち止まって欲しいのです。

 

無線LANを利用したインターネット接続というのは、常にリスクと隣り合わせであるということを意識したことがある方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?

「ウイルスに感染したりとかはしてないから大丈夫でしょ?」と安穏としているのは大変危険です。

なぜなら、無線LANという接続方式は、その仕組みからどうしても防ぎきれないリスクを抱えています。

 

それは「パスワードを破られてネットワークへ不法侵入される」こと。

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無線LANの接続はSSIDというネットワーク名とパスワードを入力して行います。

ネットワーク名は隠すことができませんので、パスワードが破られてしまうと、どんなネットワークでも侵入を許す危険性があるのです。

 

WPA2-PSKと呼ばれる現在一番強固なセキュリティの無線LANの方式であっても、パスワードを破られる可能性はゼロではありません。

 

一方、有線LANでインターネットと接続しているのであれば、ケーブルを引き抜いてしまえば一応ネットワークからは遮断されますから、侵入される危険を回避できます。

 

更に、無料Wi-Fiスポットにおいてはこの無線LANの危険性がさらに上がります。

それは、「誰でもアクセスできる」という利便性が原因でもあるのです。

「誰でもそのネットワークにアクセスできる」ということは、自分がそのネットワークで何をしているかも、覗こうと思えば覗けるということです。

無料Wi-Fiスポットで個人情報(ログインIDやパスワード)を入力すると、他人に覗かれる危険性があるため、悪意のある人が利用しないとも限りません。

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とはいえ、「せっかくだし無料Wi-Fiスポットがあるなら使いたい…」と思うのが人情。

 

上記の危険性を正しく認識したうえで、個人情報につながることは入力しない、無料Wi-Fiスポットでも会員登録制のものを利用するなど個人レベルで行えるセキュリティ対策を行ったうえで利用しましょう。

 

現代では、誰もが発信者になる機会があります。

利用者としてセキュリティリスクに備えるとともに、自分がいざ発信者になったときに気付かぬまま加害者になってしまわぬよう、今一度無線LANに潜むリスクを確認しておく必要があると言えそうですね。

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