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2016/2/10更新

「LINE LIVE」〜プッシュして「いま」を共有する〜

仲の良い友達や家族、会社の人、遠く離れた同窓生…色々な人との連絡を容易にし、いまや私達の生活に欠かせないアプリ【LINE

 

昨年12月からLINEが動画配信の分野において新しい試みを開始しました。

その名も「LINE LIVE」

1210日のサービス開始から1ヶ月間の月間ユニーク視聴者数は1,100万人、延べ視聴者数も累計4,300万人を記録いたと発表されました。

「Line Liveのコンセプトムービー」 (LINE LIVE公式WEBより)

 

 

およそ一年前からLINEが試験的に運用してきた動画配信プラットフォーム「LINE LIVE CAST」がベースとなっており、修正を加えた上で正式にアプリとして始動するものです。

 

「LINE LIVE」はiOSやAndroid用アプリが用意され、LINE上でフレンドリストに登録しているアーティストなどが配信を行うとその通知がLINEに送られるので、見逃すことがありません。

 

利用はもちろん無料ですが、今後広告等を通して収益に繋げたいという目論見はあるようです。

 

現在企画されているコンテンツとしては、ライブ前のアーティストやスポーツ選手のプライベートな姿を見ることができる「公式パーソナルライブ」のほか、各種企業・団体等と連携した公式配信番組などがあります。

 

AKB48やラグビーの五郎丸選手といった話題の人物や、TOKYO GIRLS COLLECTION、TBSの日本レコード大賞ともコラボレーションして様々な分野の番組を配信予定。

 

また、過去番組の放映やアーカイブも機能として用意されており、ラブライブ!のμ’sの過去のLIVE映像の配信などが企画されているようです。

 

LINEがこういった動画配信サービスに本格的に着手するのには、昨今の動画配信サービス隆盛の流れが背景にあると見て間違いないでしょう。

 

ニコニコ動画の派生サービスとして始まり、いまでは「ニコ生」として若年層を中心に絶大なシェアを誇る「ニコニコ生放送」を始め、Ustream、ツイキャスといった動画配信サービスは、ジャンルを問わず様々な場所で「手軽な発信手段」として確実に浸透してきています。

 

「LINE LIVE」では、現段階では一般のユーザーが動画配信を行うことは出来ませんが、将来的には企業・芸能人・アーティストに混じって配信を行えるようにするという方針を取っているのも、おそらくこうした状況を鑑みてのことでしょう。

 

すでにコミュニケーションアプリとしてインフラレベルで生活に浸透しているLINE。

第三者に対する発信手段として動画を扱えるようになることで、ますます活用の幅が広がることが予想されます。

 

「『コピー出来ないなにか』を伝えるためLINEのプッシュ通知と共に動画配信を新たな軸に据える」と意気込みを新たにするLINEから、今後も目が離せませんね。

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